多治見駅から徒歩10分、線路沿いのダイニングバー、LOTUS。
美味しい料理と素敵な音楽を楽しめるおしゃれな内装はマスターの手作り。
パスタやピザを中心にガンボライスと幅広い料理に出会えます。
夜カフェ、のんびりお酒を飲みながら過ごしたい人にぴったりなGUMBOスタイルなカフェレストランです。
マスターの梶田さんにお話を伺いました。
20年多治見で店を構える、カフェレストラン
――ずっと多治見市で営業されているのですか。
梶田さん:同じ場所ではないですが、多治見市内で移転をしながら20年以上営業してきました。この場所に来て20年経ちます。
毎日来てくれる常連さんがいたり、近くの意匠研究所の学生さんを代々アルバイトさんとして働いてもらっています。
昔バイトに来ていた子が、いまでは子供を連れてきてくれるほどになりました。永く愛されるお店にしたいですね。
初めて来てくれるお客さんも、うちのお店の雰囲気を気に入ってくれたら嬉しいなあ。
料理へのこだわり
――どの料理を食べても美味しくって毎回違うメニューを頼もうと思いますがこのメニューだけは外せません。
梶田さん:ロータスプレートですね。
長年やってきて、残るべくして残ったメニューばかりなんだけど、ロータスプレートはお客さんに合わせて栄養面や、その人が飲むワインに合わせて料理をアレンジしてます。
――お客さんに合わせて料理の内容を変えているのはすごい。 他にもメニューへのこだわりはありますか?
梶田さん:流行に引きずられすぎず、普遍的で安定感のある料理を目指してるつもり。
あとは、お酒がゴールになるメニュー作りをしています。料理と、音楽と、お酒と全部含めたお店の雰囲気を楽しんでもらいたい。
――これだけ多種多様な美味しい料理を作ることが出来るマスターはどうやって料理を学んできたのでしょうか。
梶田さん:16歳から料理人になる為に修行してたよ。昔から西洋に憧れがあって、オーストラリアやカナダいろんな国で働き料理をしてきた。
フレンチと韓国料理と日本食を同時に提供するレストランでも働いたよ。
海外で働いているときにふと気づいたんだけど、結局多治見にいる人達に見てもらうためにいろんなことを頑張ってきていて、海外でやる必要はないのではないかって思った。
あと日本食が世界の料理に劣らないと気付いたんだよね。
多治見は都会に近すぎず、田舎過ぎず、ちょうど良い刺激で落ち着く場所。
お店作りの楽しみ。
――おしゃれなお店の内装は全てマスターが作られているとか。
梶田さん:料理を作るだけでなく、お客さんが楽しく過ごせるようなお店作りも一から全部やりたいんだよね。
内装を変えたり、タイルを貼ったり、席の構成を変えたりするお店作りが時間を忘れるほど熱中できる、最大の楽しみ。
ここ最近で9度目の大工事をしたところだよ。
梶田さん:最近分かったことは植物が太陽に向かって伸びるように、太陽に向かってゆくお店作りをしていることに気が付いた。
日差しが綺麗に入ったり、外の景色を眺められる席構成とか、内装とかね。窓に向かって座っている人が多くなるように改装しているよ。
――マスターの一番のお気に入りの席はどこですか?
梶田さん:テラス席かな。 テラス席はペットも一緒に過ごすことが出来るようにしているよ。
結局、西洋的な雰囲気の飲食店を作ることが昔からの大きな夢だったんだよね。
お店作りをする上で基準にしているのはGUMBOスタイル。
つまりニューオーリンズのスタイルのこと。美味しい食文化や、豊かな音楽のスタイルをお店で表現したいと思っているよ。
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気さくに、ひとつひとつ言葉を選びながら丁寧にインタビューに答えていただいたマスター。
お客さんや、アルバイトされてきた人達、みんなが成長していく姿を静かに見守っている。
マスターは料理を作るだけでなく、場所づくり、カルチャー作りをしてきた人なんだと感じました。
美味しい料理と、お酒と空間を楽しみに訪れてみていかがでしょうか。